ももベルのトラベルぶろぐ

ドイツ生活や人生という名の旅の記録。

【過緊張性発声障害】「こんな日もあるよね」って話。

 

トラム(路面電車)に乗って

 

ショッピングモールへ向かった今朝のこと。

 

クリスマスにドイツの家族と

 

恒例のプレゼント交換があるので

 

そのプレゼントを探しに行ってきた。

 

気になる店をいくつか回ったけれど

 

結局いいものが見つからず、

 

ショッピングモールにある

 

フードコートで食事をすることにした。

 

ドイツ料理のお店でカスラーという

 

料理が気になったので頼むことに。

 

レジを担当してくれたのは60代ぐらいの女性。

 

過緊張性発声障害の筆者にとって

 

大きな声で注文するのはかなり至難の業。

 

自分なりにすごく必死に大きな声を

 

出そうとしても or 出したつもりでも

 

思うように声が出ない&届かなくて

 

注文するのも一苦労なことも多い。

 

今日もそんな感じで注文に時間がかかった。

 

その間、店員さんはただただ真顔で

 

目の前に佇んでいた。

 

やっとの思いで注文が届き、

 

「カード払いでお願いします」

 

…と言ったらまたまた無表情。

 

その後もカードを見せて払おうとしたら

 

無言のまま怪訝な顔をされ、

 

「カード払いが無理なのだ」

 

そこでようやく理解した。

 

レジ前に手書きで

 

「カード払いできません」と書かれていたのを

 

注文に必死で見落としていた。

 

見落とした筆者にも責任はあるけれど

 

「カード払いできません」

 

一言添えてくれてもよかったのに…と思った。

 

そこから現金を払ったのだけれど、

 

「ありがとう」「どうぞ」の言葉もないまま

 

店員さんは筆者から離れて行った。

 

とても嫌な気持ちになった。

 

彼女の対応もそうだし、

 

自分自身が発声障害であるということを

 

痛いほど感じる瞬間でもあったから。

 

最近こんなことで

 

大きく落ち込むなんてなかったのに、

 

嫌なことがあっても吹き飛ばせていたのに、

 

何だか今日はそれができなかった

 

「いただきます」と手を合わせて

 

ゆっくり食べ始めたけれど、

 

虚しさのせいなのか全然美味しくなかった

 

ご飯を食べていたら自然と涙が流れてきて

 

周りの人にバレないようにそっと涙を拭った。

 

ゆっくりとご飯を食べて最後の一口

 

…というタイミングで席を探している

 

70代ぐらいのご夫婦を見かけた。

 

さっと最後の一口を食べて

 

その方達が近くに来た時に

 

「ここ空きます」とジェスチャーで伝えたら

 

「ありがとうね。良い一日を^^」

 

素敵な笑顔でご夫婦が挨拶してくれた。

 

その優しい笑顔に少し救われた。

 

時々こんなふうにして自分の病気を

 

痛感してすごく辛くなることがある、

 

今日がたまたまその日だった。

 

家に帰ってからも涙が出てきたので

 

かなり辛かったのだなと思った。

 

それでも出かけたことや、

 

一人でご飯を食べに行ったこと、

 

聞き返されても注文出来たこと

 

「すごいよ」「頑張ったね」と自分を褒めた。

 

そんな『褒めるという行為』

 

2度目のドイツ生活でようやく

 

できるようになってきたこと。

 

これからもこうして涙を流す日も

 

あるかもしれないけれど、

 

その度に挑戦した自分を褒めたり

 

『成長の機会』と捉えて

 

また一歩前進できたらいいな。

 

「ふぅ、今日もよく頑張った。」

 

 

本日も最後まで閲覧ありがとうございます。

皆様の素敵な一日を願って…🍀 by ももベル

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