火曜日の朝、
「一人カフェをしよう」と思いつく。
その日はもう予定があったから、
水曜日の朝にお気に入りの町にある
カフェに行こうと決めた。
行き先はKöpenick(ケーペニック)という
以前一人カフェデビューをした場所。
一人カフェデビューしたカフェ⬇️
ゆっくりトラム(路面電車)に揺られて
目的のエリアに辿り着いた。
筆者が降車した停留所は、
Schloßplatz Köpenickという名前で
Schloß Köpenickという宮殿の
すぐそばにある所。
Schloß(シュロス)はドイツ語で城/宮殿、
Platz(プラッツ)は広場という意味。
無事目的のエリアに辿り着き、
まずは宮殿の敷地内を散歩することに。
ドイツは9月中旬頃から秋が深まり、
鮮やかな秋の景色を至る所で楽しめる。
冬のお散歩は暗くて寂しい景色になるので、
こういう景色を眺めれるのはとても嬉しい。
紅葉を楽しみながら、
橋をゆっくり渡って宮殿のある方へ。
17世紀に建てられたバロック式の宮殿で
現在は博物館として16〜18世紀の
芸術品が展示されている宮殿。(入場料要)
コンサート会場として使用されることも。
宮殿やその敷地がある場所は
ダーメ川という川に囲まれており、
小さな島のような作り。
いつ来てもとても穏やかで
ゆっくり時間が流れており、
癒される場所の一つ。
筆者が散歩した時間は午前11時。
ベンチに座ってボーッと川を見つめる方や、
ワンちゃんとお散歩を楽しんでいる方がいた。
所々にベンチが設置されているのは
個人的には嬉しいポイント。
上見たり、前を見たり、下を見たり、
色んな角度から景色を楽しんでいたら、
足元に何故か
「春を知らせる花」と言われる
クロッカスの花を発見。
(普段は2月ごろに見られる花)
秋にクロッカスを見るのは
不思議な感覚だけれど、
やっぱり綺麗だなと思った。
小さな敷地内をゆっくりと
歩いていたら雨が降ってきた。
いつも不思議なことに、
Köpenickに来るときは
曇り空 or 雨が降ることが多い。
少しだけ歩く速度を早めて、
宮殿エリアを後にした。
旧市街では適当に歩きたい方向へ。
工事中だったり、雨が降っていて、
ウロチョロするのは少し大変だったけれど、
見えるもの一つ一つに集中して、
その瞬間を楽しんだ。
一人でこの街に来るのは3度目だけれど
以前は気づかなかった色んな魅力や
お店に気づくことができて嬉しかった。
赴くままに歩いていたら図書館を発見。
図書館はドイツ語で
「Bibliothek(ビブリオテーク)」。
ドイツ語の本は絵本以外に
(途中で挫折してしまって)
まだ読めた試しがないけれど、
ドイツ語の先生から
「ドイツ語で本を読むのが好き。ドイツ語でしか表現できない言葉の組み合わせが美しいから。」
…という話を聞いたことがあって、
「いつかドイツ語の本をそんな風に読める日が来たらいいな」っと
ひっそり思っている。
中央図書館から徒歩2分のところに
緑のドアフレームがかわいい劇場を発見。
演劇、トークショー、コンサートなど
色んなイベントが開催される場所だそう。
今まであまり芸術系のイベントは
興味がなかったのだけれど、
最近、蚤の市やボランティア活動で
イベントの楽しさを知ったので
少しずつ色んなイベントに参加する予定。
来月は、とある場所で
ギターコンサートが開催されるので
見にいく予定を立てているので楽しみ。
(街内の張り紙を見て知った)
劇場から再び歩を進めていると、
赤煉瓦が特徴的な建物が出てきた。
建物の正体は、
100年以上の歴史ある市庁舎。
ケーぺニックは小さな街なのだけれど、
いろんな角度から市庁舎を見れるので
迷った時はここを目指して歩けば
どうにかなると思っている(笑)
約一時間弱お散歩をして、
雨も強くなってきたので
いよいよ目的のカフェへ。
訪れたカフェは冒頭で述べていた
一人カフェデビューしたお店、
『Milch Kaffee』。
xn--milchkaffee-kpenick-26b.de
本当は新しいカフェを
開拓したかったのだけれど
行きたかったカフェが13時オープンで、
午前中から行動したかった筆者は
以前行って居心地の良かった
このカフェへ来訪することに。
ドイツでは3度目の一人カフェ。
お家で事前に何度も練習した
「カフェインなしのミルクコーヒー&オーツミルクで」
…というフレーズを
店員さんに向かって伝えたら、
ミジンコのように小さな筆者の声は
店内のBGMと賑やかさでかき消され、
ドイツ語で伝えたはずなのに
最終的には英語で注文を取られた。
(発声障害の筆者にはよくあるパターン)
一瞬凹みそうになったけれど、
「目的は一人カフェだったし、注文はできた。」
…そう自分を勇めて気持ちを落ち着かせ、
「勝利の味」と思いながら
ゆっくり飲んだコーヒーは美味しかった。
お昼時なのでランチメニューも頼んだ。
今年アトピーと診断されてから
卵や乳製品はなるべく控えているので
ビーガン(動物製品を一切使わない)の
キッシュプレートを注文。
とってもボリューミーで
食べ終わる頃には苦しかった(笑)
でも、温かみがあって幸せな味だった。
そこから少しボーッとしてお腹を落ち着かせ、
レジカウンターに向かった。
レジを担当してくれたのは50代ぐらいの、
注文をとってくれたウェイトレスさん。
また英語で話しかけられたので
「ドイツ語話せますよ」と
声を振り絞って2〜3回伝えたら
ようやく伝わったらしく、
ドイツ語で対応してくれた。
「すみません、あんまり大きな声で話せなくて」と
言ったつもりが、
「すみません、(ドイツ語が)うまく話せなくて」と
相手に伝わったらしく
「大丈夫よ、私も英語あまり上手く話せないし^^」と
励まされた(笑)
「まぁ、いいか」と挨拶を交わして店を出て
「頑張った頑張った」と自分を褒めた。
雨も止んだので川沿いに足を運んだ。
ベンチに腰掛けて目の前に流れる川や
建築物をゆっくり眺めたりして、
次のトラムが来るまでの時間を過ごした。
満足感と共にトラムに乗車。
途中乗り換える場面があり、下車すると、
停留所でとある知り合いに遭遇。
それは、語学学校の元同級生だった。
こちらから声をかけたのだけれど
向こうから近況を聞いてくれて、
彼女のトラムが来るまでの
数分の間、会話をした。
どうやら彼女も筆者と同じ
ドイツ語試験に合格し、
今は次のレベルに向けて
学校に通っているらしい。
以前は発音の悪さや語彙力不足で
コミュニケーションを取るのに
互いに苦労していたけれど、
今回はお互いに聞き返すことなく
ぽんぽんっとスムーズに話せた。
そうこうしているうちに
彼女が乗るトラムが到着し、
挨拶を交わしてお別れした。
偶然の再会を果たして
頭の中でいろんなことを考えた。
彼女が途中で転校した為、
会うのは約1年ぶりだったその日。
そんな彼女の、今もドイツ語を
頑張ってる姿に感化されたり、
「そうか、あれからもう一年経ったのか」という
時の流れや、自分のドイツ生活自体が
長くなっていることにとても驚いた。
また、ベルリンに知り合いがいて
街中で出会すって面白いなと思った。
勇気を出すといつも良いことや
面白いなと思えることが起きる。
「あぁ、いい時間だったな。」
本日も最後まで閲覧ありがとうございます。
皆様の素敵な一日を願って…🍀 by ももベル
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