ドイツの友達に「会いたいな」と
メッセージを送って
約束を取り付けた木曜日の午後。
約束の場所に早く着いたので、
友達が来るまでゆっくりと
目の前に広がる景色を楽しむことに。
最近はインスタなどを見ていても
日常の何気ない風景を
撮影したものに惹かれることが多く、
筆者もなんとなく真似をして
『日常っぽい写真』を撮ってみた。
肉眼を通して、スマホのレンズを通して、
電車や行き交う人を眺めていると、
後ろから「ドサッ」という
何か重たいものが落ちる音がした。
何だろうと音がした方に向かうと、
地面にピカピカの栗を発見。
そう、音の正体は、
栗が木から落ちる音だった。
風が吹くとボトボトボトっと
硬い栗が勢いよく落ちてくるので
木の下に長くいるのは危険だけれど、
美しい栗色に秋を感じて嬉しくなった。
…と地面ばかりに注目してしまったけれど、
顔を上げても秋めいた素敵な景色が。
こちらの写真は、
光に照らされてより美しさを放つ
橙黄色(とうこうしょく)の栗の葉が
とても印象的でお気に入りの一枚。
ワンちゃんと一緒にお散歩している人や
落ちた栗を拾い集めている人がいて、
「それぞれの秋の楽しみ方があるのだなぁ」っと
なんだかほっこりした。
そんな風に景色を楽しんでいると
遠くの方から友達が笑顔で登場。
彼女と会うのは2ヶ月ぶりぐらい。
頻繁に連絡は取っていたのだけれど
一つ前の記事でお話しした通り
いろんな事情が重なって、
久しぶりの再会となった。
歩きながら近況報告をして
「大変だったね」「よかったね」と
相槌を打ちながら互いの話に耳を傾けた。
彼女と知り合ったのは今年に入ってから。
まだ出逢って日は浅いけれど、
ベルリンで出来た大切な友達の一人
…そう筆者は認識している。
いつも素敵な笑顔で話してくれるので
こちらも釣られて笑顔になる、そんな子。
筆者には『ドイツ人はよく歩く』
…という印象があるのだけれど、
今回は約4時間歩きながらお話しした。
もちろん人によるけれど、
友達との過ごし方の一つとして
『散歩』はメジャーな印象。
食後に「ちょっとあるこうか」と
30分から1時間歩くこともあれば、
寒い雪の中を2時間歩いたこともある(笑)
個人的に歩きながら話すことで
色んな話題も思いつくし、
自然の中で歩けば心がオープンになり
相手との距離も近くなる気がする。
のんびりと歩を進めていると
友達が急に立ち止まった。
「なんだろう?」っと思っていると
道に落ちている栗を拾い始めた。
どうやら栗から出る成分を洗剤代わりに
使用するために集めているとのこと。
筆者も一緒に栗を拾い始めたのだけれど
これがなんだか楽しくて。
宝物探しをしてる気分になった。
洗濯時使用する栗は6個らしいけれど、
たくさん栗が落ちていたので
予備の分も合わせて30個以上拾い集めた。
彼女はとっても満足そうだし、
こちらもお手伝いができて嬉しかった。
4時間耐えずお話ししながら、
ゆっくりと秋の景色も楽しんで
気がつけばもう夕方。
「晩御飯何作るの?」なんて
たわいもない会話をしながら
ゆっくりと川沿いの道を歩いて
駅のある方向へ向かった。
この夏から日本語教室に通い始めた彼女、
「またね」と日本語で挨拶してくれて
こちらも「うん、またね」「ありがとう」と
日本語で返しハグしてお別れをした。
そんな帰り道、自分でも、
口角がよく上がっているのがわかった。
ドイツでも素敵な友達がいて嬉しいな。
本日も最後まで閲覧ありがとうございます。
皆様の素敵な一日を願って…🍀 by ももベル
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