ももベルのトラベルぶろぐ

ドイツ生活や人生という名の旅の記録。

《小話》たかが15分間、されど15分間の出逢い。


ある日、電車に乗っていた時、


「この電車は〇〇駅に停まりますか?」


…そう、一人の女性に声をかけられた。


突然の問いかけにびっくりして


声を出す準備ができておらず、


聞こえてるか聞こえてないぐらいの声で


「はい。」と返事をした。


するとその女性は


「ありがとうございます」


お礼をしてくれたけれど、


自分の中でモヤモヤが残った。


『今の(筆者の)対応は冷たかったんじゃないかな…』


そう自分の中で感じたのだ。


だから、時刻表アプリを開いて、


「〇〇駅にはあと15分くらいで着きます」


…と携帯の画面と共に彼女に伝えてみた。


すると、彼女はすごく驚いた顔をして


「まぁ!ご丁寧にありがとうございます。」


頭を下げてお礼をして下さり、


15分後に彼女が電車を降りるときも


もう一度「ありがとうございました」


丁寧に目を見てお礼を言って下さった。


…なんだかありがたい気持ちになった。


お礼をされたかった訳ではなくて、


声をかけてくれた時に


上手く反応ができなくて

(というより、声が出なくて)


失礼な態度だった気がしたので


そういう行動に取っただけで…


つまり筆者の自己満足(?)


みたいなものだったかもしれない。


でも、まっすぐに目を見て、


「ありがとう」
と伝えて下さるその方を見て、


とても素敵だなと感じた。


たった15分間の出逢いだったとしても、


思いやりや気遣いを忘れずに


いろんな人やモノと丁寧に向き合える


そんな日々を過ごしていきたいなぁ


…なんて思った、ある日の出来事でした🚇

 

 

本日も最後まで閲覧頂きありがとうございます。
皆さまの素敵な一日を願って…🍀  by ももベル

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