第一章〜八章まではこちらから⬇️
スーパーで買い物することも、
電車に乗ることも、友達と会うことも、
日本で出来ていた当たり前のことが
ドイツという土地ではどれも難しく、
何度も何度も『無力さ』を感じた。
「ドイツでは何をしているの?」という
問いにサッと答えられない自分にも、
もどかしい気持ちでいっぱいになった。
そこから現状を打破したいと思い、
自分のできること探しをすることにした。
ある時、コピー用紙を3つ折りにして、
好きなこと・やりたいこと・得意なこと
…そうやって3つの項目を書いた。
3つの項目を埋めて、
すべての項目で共通することを
仕事にしようと思いついた。
結果、3つの項目で共通していたのは、
『書くこと』と『人を癒すこと』だった。
とりあえず「書くこと」を始めようと
在宅でできる仕事を始めてみた。
依頼された記事をまとめたり、
テーマに沿って文章を書いた。
始めたばかりだったけれど、
「これは私のやりたいことではない」
…そう思った。
決められたことを書くよりも、
自分の言葉で情報や気持ちを
発信していきたいと思ったから。
だから少し視点を変えて、
ブロガーやトラベルライターとして
記事を書くことを始めた。
最初は一記事仕上げるのに一週間かかった。
それでも、出来上がった記事を見るのは
誇らしく、何より楽しいと思えた。
「私がしたいのはこっちや」と気づいて、
そこからブログやライターの仕事に集中。
すぐに収益にはならなかったし、
正直すごくすごく苦労した。
好きなことで生活するって
ものすごく大変なことだと思った。
それでも、好きなことだから、
地道に続けることができた。
試行錯誤しながら記事を書き続けていると
徐々に周りから反応を貰えるようになった。
「海外生活で大変な中、努力されている姿に私も頑張りたいと勇気をもらいました」
…そんな風にメッセージを
送ってくれる初めましての方や、
「密かにももベルちゃんのブログを見ているよ」
…と声をかけてくれる人たちもいて、
文章を書き続けることで、
たくさんの素敵に巡り合うことが出来た。
話さなくとも、
文章で気持ちを発信することで、
人と繋がることができるんだ。
そう感じれて、とても嬉しかった。
ブログや旅行記事を発信するうちに、
写真の大切さにも気づき始めた。
そこからたくさん写真の練習をして、
「私は、書くことと、写真を撮ることが出来る…つまり、2つの武器がある。」
…そういう風に思えるようになった。
相変わらず喉の調子は良くならないし、
そこの部分のストレスはなくならかった。
それでも、たくさん笑ったし、
たくさん良い思い出もできた。
そんな私はいつしか、
「ドイツに来てよかった」
…そう心から思えるようになっていた。
>>続く
本日も最後まで閲覧頂きありがとうございます。
皆さまの素敵な一日を願って…🍀 by ももベル
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