就職活動が終わってバイトを始めた。
バイトを始めてしばらくした頃、
喉に違和感を感じ始めた。
声が枯れやすくなったり、
なんだか出しにくくなったり…。
きっかけは本当に些細なこと、
仕事中に無理に声を出したことだった。
そこからしばらくして、
病院に行ったものの…
特に異常はないと言われた。
自然に治るものだと思って、
気にせず過ごしていたけれど…
それから時間が経つにつれて、
どんどん声が出しにくくなった。
その時の感覚を説明すると、
喉に痰が絡んで出しにくいとか、
緊張した瞬間喉が閉まるとか…そんな感じ。
きっと周りの人は気づかない程度、
だけど自分的には出しにくい
…というものだった。
だから、
誰にもその症状について言うことなく、
残りの学生時代を終えた。
学校を卒業してからは
美容関係の仕事に就職し、
研修期間とやらが始まった。
その時もずっと、
喉に違和感を抱えていたものの…
誰にも相談せずに自分だけで悩んでいた。
しばらくしてから店頭に出て
接客をすることになったものの、
うまく声が出せなくて苦戦した。
喉の調子がいい日もあるけど、
悪い日もある…そんな感じだった。
そして、ある時、
話をする時に声が途切れるようになった。
CDやレコードなどで言うと、
途中で音がプツプツっと途切れる感じ。
その時は流石に周りの人たちから
「声が途切れてるよね」っと心配された。
幸いにも一緒に働いていた先輩が
とても理解のある方で、
耳鼻科を紹介してくれたり、
優しくサポートをしてくれた。
けれど、いろんな意味で限界がきて、
仕事を休むことにした。
仕事を休職してからは、
いろんな耳鼻科で診察を受けた。
それでも、大きな原因も見つからず、
見つかったのはアレルギー性の鼻炎ぐらい。
そこから毎月病院に通って、
アレルギーの薬や吸引をしていった。
でも、特に大きな改善は見えなかった。
それどころか、
声が出にくいことがストレスになり、
もっと声が出しにくくなる…という、
二次災害が起き始めた。
また、話せない自分が脳裏に焼き付いて、
場面によって声が出しにくいことも増えた。
良い友達に恵まれていたけれど、
大切な友達にも自分の悩みについて、
なかなか話すことができなかった。
きっと自分で色んなことを
受け入れきれてなかったんだと思う。
だから、話すことができなかった。
ストレスって本当に怖いと思った。
そして、我慢することは、
身体にも心にも良くないと知った。
3ヶ月ほどの休職期間を終えた後、
会社の方と話し合い、お互いの合意の下、
退職することを決めた。
会社を去る時に虚しくて、悲しくて、
一人泣きながら帰った。
そこからしばらくして、勇気を出して、
何人かの人に喉のことを話し、
そのうちの一人が、
私にもできそうな仕事を紹介してくれた。
アルバイトという形で、
少しずつ出来るペースで働くことにした。
それが、私の20代の始まりだった。
>>続く
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