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ドイツ生活や人生という名の旅の記録。

どうしてブログを書き続けるのか《第四章》〜今まで言えなかったこと〜

 

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就職活動が終わってバイトを始めた。


バイトを始めてしばらくした頃、

喉に違和感を感じ始めた。


声が枯れやすくなったり、

なんだか出しにくくなったり…。


きっかけは本当に些細なこと、

仕事中に無理に声を出したことだった。


そこからしばらくして、

病院に行ったものの…

特に異常はないと言われた。


自然に治るものだと思って、

気にせず過ごしていたけれど…


それから時間が経つにつれて、

どんどん声が出しにくくなった。


その時の感覚を説明すると、

喉に痰が絡んで出しにくいとか、

緊張した瞬間喉が閉まるとか…そんな感じ。


きっと周りの人は気づかない程度、

だけど自分的には出しにくい

…というものだった。


だから、

誰にもその症状について言うことなく、

残りの学生時代を終えた。

 

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学校を卒業してからは

美容関係の仕事に就職し、

研修期間とやらが始まった。


その時もずっと、

喉に違和感を抱えていたものの…

誰にも相談せずに自分だけで悩んでいた。


しばらくしてから店頭に出て

接客をすることになったものの、

うまく声が出せなくて苦戦した。


喉の調子がいい日もあるけど、

悪い日もある…そんな感じだった。


そして、ある時、

話をする時に声が途切れるようになった。


CDやレコードなどで言うと、

途中で音がプツプツっと途切れる感じ。


その時は流石に周りの人たちから

「声が途切れてるよね」っと心配された。

 

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幸いにも一緒に働いていた先輩が

とても理解のある方で、


耳鼻科を紹介してくれたり、

優しくサポートをしてくれた。


けれど、いろんな意味で限界がきて、

仕事を休むことにした。


仕事を休職してからは、

いろんな耳鼻科で診察を受けた。


それでも、大きな原因も見つからず、

見つかったのはアレルギー性の鼻炎ぐらい。


そこから毎月病院に通って、

アレルギーの薬や吸引をしていった。


でも、特に大きな改善は見えなかった。


それどころか、

声が出にくいことがストレスになり、


もっと声が出しにくくなる…という、

二次災害が起き始めた。


また、話せない自分が脳裏に焼き付いて、

場面によって声が出しにくいことも増えた。

 

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良い友達に恵まれていたけれど、

大切な友達にも自分の悩みについて、

なかなか話すことができなかった。


きっと自分で色んなことを

受け入れきれてなかったんだと思う。


だから、話すことができなかった。


ストレスって本当に怖いと思った。


そして、我慢することは、

身体にも心にも良くないと知った。


3ヶ月ほどの休職期間を終えた後、

会社の方と話し合い、お互いの合意の下、

退職することを決めた。


会社を去る時に虚しくて、悲しくて、

一人泣きながら帰った。


そこからしばらくして、勇気を出して、

何人かの人に喉のことを話し、


そのうちの一人が、

私にもできそうな仕事を紹介してくれた。


アルバイトという形で、

少しずつ出来るペースで働くことにした。


それが、私の20代の始まりだった。


>>続く

 

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