「夢じゃないんだ…。」
そうやって目覚める朝。
大好きな愛猫ちゃんが旅立って、
2日が経った。
まだまだ温もりを感じたかった自分と、
彼女の新しいスタートを応援したい自分と、
現実と夢の狭間でゆらゆら。
ふとした時に涙がスーッと流れてきて、
すごく寂しい気持ちになる。
去年の10月に祖父がお空へ旅立って、
2日前に猫ちゃんが旅立って、
半年も経たないうちに2つの大切を失った。
すごくすごく辛い気持ちになった。
同じ『旅立ち』でも、旅立つ人によって、
悲しみの種類が違うということも知った。
人間と少し違って、
動物さんの場合は旅立ちのときに、
天国の手前にある『虹の橋』というところを
ゆっくりと上がっていくらしい。
そして、飼い主さんといつの日か合流して、
一緒に天国に行くらしい。
どこにいても、誰といても、
大好きな妹ちゃん(猫ちゃん)の幸せを
心から祈っているから、
たとえ姿が見えなくても、
ずっとずっと幸せでいてほしい。
だって大好きなんだから。
温もりも、匂いも、柔らかさも、
かわいい鳴き声も、どんな姿も、
愛おしくて、大切だから。
ずっとずっと幸せでいてほしい。
悲しみから抜け出すことも、
悲しみと向き合うことも容易ではない。
けれど、大切な人たちの
旅立ちを無駄にしないためにも、
その人たちから学んだことや、
思い出を何か形に残していくのは、
とても大切で、意味のあること。
そして、自分の使命だと感じる。
だから今も、私はこうして書き続ける。
愛せる人がいるって本当に幸せなこと。
おじいちゃんも、妹ちゃんも、
これからもずっとずっと大好きだし、
思い出と共に心の中で生き続ける。
たくさんの思い出や学び、
生きる意味を示してくれた
彼らに感謝して、
彼らのためにも、自分のためにも、
少しずつ、ゆっくりと、ゆっくりと、
前を向いて歩いて行くよ。