ももベルのトラベルぶろぐ

ドイツ生活や人生という名の旅の記録。

《小話》苦くて甘い記憶。


こんにちは、ももベルです。

本日はドイツにいた頃のお話をつらつらと🌱

苦くて甘い記憶

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ドイツに初めて渡ったのは2年前の春


初めての土地、


聞き慣れない言語、


見たことない景色。


新しい世界を知れることに


ワクワクして渡航日を待っていたのに、


「本当にやっていけるのか」


「日本からこんなに離れているのか」…と、


ドイツの空に浮かぶ飛行機の中で、


突然降りかかってきた『現実』


涙が溢れて、止まらなくて、


たくさんの不安にかられながら


ベルリンの空港に到着した。

 

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空港から宿泊先に移動するタクシーの中、


「日本に帰りたい」…そう思ってしまった。


たぶん、いや、きっと、


『永住する覚悟』でドイツに渡って、


自分自身にプレッシャーをかけすぎたせい。


ドイツに渡った当初、


ドイツ語は全然話せなかった。


聞き取ることもできなかった。


宿泊先のホストの方と話すのも、


スーパーでお買い物するのも、


電車一つ乗るのも一苦労


英語は多少話せるから、


現地でドイツ語を勉強すれば良いだろう。


…そんな軽い気持ちで行ったばかりに、


生活に慣れるのはかなり苦労した。


自分が無力に感じた。


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でも、そんな状況が悔しくて、


そんな自分にとっても腹が立って


めちゃくちゃ勉強した。


日本語はなるべく使わないようにして、


毎日何時間も机に向かったり、


現地で友達作りに励んだ。


上手くいかないことも多かったけれど、


気がつけば、現地の友達とカフェで、


何時間もドイツ語で話せる自分がいた。


言語だけじゃなく、


文化の違いや色んなことにも苦労して、


たくさんの葛藤があった。


その時は気づけなかったけれど、


その苦しかった日々は、


今思い出すと、一番心が踊って、


感動的で、輝かしい日々でもあった。


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初めて観光地に足を運んだ時、


初めてドイツ料理を食べた時、


初めて友達ができた時、


初めて彼の家族に会った時、


初めて電車で旅行した時、


全ての瞬間が本当に『特別』に感じた。


一つ一つの光景や、


その時の気持ちを今も覚えてる。


本当にたくさん悔しい思いも、


苦しい思いもしたけれど、


その『とっても苦い記憶』は、


それと同時に、


『とっても甘い記憶』でもあった。

 

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きっと次にドイツに渡る時も、


たくさん大変なことがあると思う。


でも私は『甘い記憶』を知っていて、


その記憶と共に頑張れる気がする。


今度のドイツ生活では、


友達もたくさん作りたいし、


「私はドイツ語を話せるよ。」


「私はたくさん努力をしてきたよ。」


「だから、大丈夫だよ」って、


自分に言い聞かせながら、


人目を気にせず堂々としてたい。


苦い記憶も、甘い記憶も、


私にとっては大切な思い出


2年前の自分に感謝して、


明日の自分を想像して、


今日も努力を重ねていくよ。

 

本日も最後まで閲覧頂きありがとうございます。
皆さまの素敵な一日を願って…🍀  by ももベル

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